2016年8月10日水曜日

秩序

NHKスペシャルでやってたドキュメンタリー
「大アマゾン 最後のイゾラド」を見た。

南米アマゾンの奥地に住む、
文明と接触しない人々。

テレビでよく見る職業民族とは全然違う。
本当に狩猟採集で生きていて、
他の文化との接触を拒む民族。

多分いわゆる先史時代の人々のイメージ
そのままだと思う。
長髪に&ひげにほぼ全裸で腰巻きだけ。
手には毒のついたやりを持って。

時には、川の向こうから食料を奪いに来る。
時には、集落の住民を襲って殺したりする。

ドキュメンタリーで家族が連れてた少女は妊娠していた。
年齢はわからなかったけど、
どうみても小学校高学年〜中学生低学年というかんじ。

今現在もそういう暮らし方をしている人間が、
地球上にいるんだなぁと思うと
自分の生活がとっても不思議に思えてくる。

DNA組成はほとんど同じ人間のはずなのに、
生き方は全然まったくもってちがう。



ネットでなんとなく
アヘン戦争について調べてみた。
やっぱり麻薬とか
悪いものだと知っていても、
お金になることなら
他人に平気で与えるものなんだね。

何千年も前から
人は麻薬を摂取してきたけど、
一度知ったらもう抜け出せない。
そういうものは
世の中に沢山あるよね。



人間は元々は流されやすくて
サボるのが大好きなんだなぁって思った。
いい悪いは別にして。

毎日決まった曜日に
決まった時間出勤することも、
なんだか滑稽に思えたりもするし。

逆に、飢餓や病気や、
誰かに殺されるかもしれない
恐怖に怯えずに生きられる
現代の日本に生まれたことにも
有り難みを感じるよ。

人間もおろかで、完璧ではないけど、
少しずつ、少しずつ良くしようとして
ずいぶん秩序だった社会を
築き上げたものだなあーって
なんだか関心しちゃった。



でも今だってまだ発展途上で、
やっぱり完璧じゃないんだよね。

タバコみたいに100%害のあるとわかっているものをやめられないのは、
国の税収になるからでしょ。

「あんな害のあるものを
合法的に購入できた時代が
あったなんてねぇ」っていう時代が
早く来ればいいね。

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