空の彼方でなにを想う

小さい頃、物語の主人公が好奇心旺盛なことが不安で仕方なかった。

自分だったら庭でトトロを見つけても追いかけられない。
修行と言われても1人で知らない街に暮らすことはできない。
マスクをとったら10分で肺が腐ってしまう死の森で怖くて昼寝なんかできない。

でもそうして生きてきた結果、物語の主人公のようなワクワクを経験せずにきた部分があるんだと思う。
ずっと憧れてたんだと思う。
だから私は今、1人で海外に行ってみたりするんだろうな。

正直、お腹下すほど緊張している。
いくつになっても怖いことは怖いのですね。

飛行機の中でアバターのサントラを聴いていたら、
もう地球には帰ってこられないみたいなセンチメンタルな気持ちになった。
でもそもそも私はまだ地球からは出ていない。